
探究に取り組む先輩がたくさんいる気仙沼は最高の学びの環境。それぞれの探究を楽しんで!
中学生あいゆさん
公開日:2022年3月11日
探究学習を楽しむコツは「とにかく動いてみる」ことです。テーマが決まれば現場に足を運んで話を聞きに行く、見に行く、手を動かして作ってみる、企画してみる。動いて初めて気づくことが必ずあります。今回取材したあいゆさんは、そんな行動力のある人です。じゃあその原動力は何でしょう?作中でも描きました「普段出会えない世界に触れるのが楽しい」という好奇心、そして「私が何とかしたい」というステキな使命感がそこにあったようです。「東日本大震災のときは外国の方にたくさん助けられたんだよ」そうおばあさんから聞かされていたあいゆさんは「恩返しとして(私が)外国の人も住みやすい気仙沼にしていこう」と思い至ったそうです。
彼女の地元の小学校では海洋教育、中学校では防災教育が盛んです。これらの授業の時間に加え、新設された探究学習のサークルも彼女のアクションを後押ししました。動いてみると課題や問いがぐっと具体的になり、また次の探究が始まります。そんな問いの物語を見せてくれました。(文・社会教育士 加藤拓馬)