
探究に取り組む先輩がたくさんいる気仙沼は最高の学びの環境。それぞれの探究を楽しんで!
高校生もあさん
公開日:2022年4月8日
英語が好きになったきっかけを探っていくと、一緒に楽しめる大人の伴走者の存在が見えてきました。お母さんです。「LINEのやりとりも英語ってことは、お母さんは英語ペラペラなの?」と尋ねると「いえ。でもスラング(俗語)は私より詳しいんですよ」と笑いながら教えてくれました。まずは大人自身が楽しんでいる、夢中になっている、その時間を一緒に共有するだけで「好き」が育っていくのかもしれません。
さらに、もあさんたちのチームには大きな強みがあります。それは、企画が終わったらすぐその場で反省会を開くことです。記憶があやふやにならないうちに、ALTの先生も含めてみんなで気づいたことを出し合って、すぐ次回の改善案を出していきます。これはチームの高い熱量と信頼関係がないとできません。問いを立てて→行動して→振り返る→また問いを立てて→行動して→振り返る、という探究サイクルが自ずとくるくるとまわっていたのです。(文・社会教育士 加藤拓馬)