
探究に取り組む先輩がたくさんいる気仙沼は最高の学びの環境。それぞれの探究を楽しんで!
高校生あいなさん
公開日:2022年7月29日
高2のはじめは人前で発表するのもガクガク震えていたと言うあいなさんは、様変わりしていきます。アクションを起こせば自信につながり、羞恥心が薄れ、またアクションを起こす、という探究ループにハマっていきます。1年後には「私ほど幼児の防災について考えてる高校生は全国にいないはず!みんなに伝えなきゃ!」という自信を超えた使命感に燃えるのでした。
一方、ただ鼻高々になっていた訳ではありません。「この2年間、授業やプレゼンで先生や友人からもらったコメントカードは全部とってます」と言われて驚きました。彼女は何より受益者の感想や他人の意見・アドバイスを大事にしていました。「だって、自分にはないアイディアをもらえるんですよ!」とお得なセールでも語るような口ぶりです。彼女の一番の強みは、ありがたいと思える姿勢かもしれません。現在は、大学で知見をさらに広めるべく、子どもの防災教育を真ん中においたまちづくりを研究しています。彼女の問いストーリーは続きます。(文・社会教育士 加藤拓馬)